2026年10月1日将棋ウォーズ
場所:スターバックスコーヒー
持ち時間:10分切れ負け
先手:お相手(四段)
後手:Coronene(四段)
初手から角換わりに進んで第1図
「将棋の特訓をしなければ」
すっかり秋めいてきたが、10中旬に3人団体戦があるのだ。
あと二週間だがある程度は将棋を指しておきたい。
仕事終わりにスターバックスコーヒーに来て、資格勉強をしてる大学生に混じりながら、誰よりも真剣な表情で将棋ウォーズを開いた。
第1図以下、△7三桂▲1五銀△2二銀▲2四歩△同歩▲同銀△2三歩打▲1五銀△5二金▲2六銀△8一飛▲2五銀△3三銀▲2四歩打△同歩▲同銀△同銀▲同飛△2三歩打▲2八飛△6二玉(下図)
対局は先手の角換わり棒銀に進んだ。この戦型はかなり定跡が整備されている。
そして、その定跡を正確に理解していれば、棒銀を迎え撃って後手が悪くない。
だが、私は定跡に疎い。
今回も銀交換は甘んじて受け入れて、右玉に構えて力戦にした。
(この人、いつも右玉でお茶濁してるな・・・)
第2図以下、▲5八金△9四歩▲9六歩△1四歩▲4六歩△5四歩▲3六歩△7二玉▲4七金△6二金▲3七桂△4四歩▲7九玉(下図)
後手は33桂馬を跳ねたいが、将来の▲56角を気にした。右辺を狙えば34角〜23角成。左辺を狙えば75歩〜74歩(または92歩)の狙いがある。
先手は79玉の移動。普通なら駒組が進む所だが、あるアイデアを抑えきれなくなった。
第3図以下、△2七銀打(下図)
ザ・27銀。
取ればもちろん38角だ。
だが、この銀は諸刃の剣。先手の攻めがなければ、敵陣に角を打ち込んで完封できるが、手を作られると27銀が遊び駒になる。
何気ない一手だが、決死の覚悟の一手なのである。
第4図以下、▲6八飛△3八角打▲4八金△2九角成▲4五歩(下図)
敵は銀を取れない。▲68飛と自然に逃げた。
本譜は38角〜29角成。私としては予定の進行で形勢は難しい。
相手は当然の▲45歩。後手が駒をじわじわと取る前に手を作れれば優勢になる。形勢判断基準は明確だ。
そして、私はここで間違えた。
第5図以下、△同歩▲4四角打△3三金(下図)
△45同歩と取ったが悪手。▲同桂ではなく、▲44角が上手い手。次に▲45桂や▲53銀という狙いも見える
。△33金と受けたが、ここから相手指し回しが正確だった。
第6図以下、▲6二角成△同玉▲4五桂(下図)
▲62角成!これが指せる人は強い。角金交換だが、▲45桂が継続手。次に▲53銀〜▲62金の狙いがある。
△43金で受かるようだが、▲44歩と打たれると痺れている。ここは相手が一本取った。決死の27銀がぽっつり蚊帳の外になっている。
第7図以下、△5二銀▲3三桂成△同桂▲4三歩打△4一歩打▲4四金打△1九馬▲3三金△5五馬▲3四金(下図)
△19馬〜55馬と引きつけつつ。先手の攻め駒を狙う。この辺りは先手にもう少し上手い攻めがあったか。
例えば、最後▲34金と逃げたところも逃げずに▲42歩成と敵玉周辺に駒を残しながら攻める手順もあった。
第8図以下、△3六銀成▲4四桂打△6三銀▲5二銀打(下図)
この辺りは先手が完全に攻めあぐねており、逆転している。▲52銀と絡んできたが、いかにも駒が渋滞している。
そんな中、ここで負けたら敗着の一手を選んでしまう。
第9図以下、△同銀▲同桂成△同玉(下図)
△52同銀。一見普通の手だが、最悪だった。
相手はここで金銀しか持っていない。これで凌ぎ切れると思ったが、次の一手がわかるだろうか?
実戦は先手も気づかなかったが、第10図で▲72銀があった。飛車取りかつ、▲63金の狙い。一気に後手玉が寄る手順で、指されたら終わっていた。
第10図以下、▲4四銀打△4五馬▲5三金打△6一玉(下図)
本譜は▲44銀。不思議なことに対局中は自分もこれだろうと思っていた。
だが、▲44銀〜▲53金は後手玉が危ないようで攻めが一枚足りない。危ない橋だが、渡りきれば優勢が見える。
第11図以下、▲3三銀成△7二玉▲4二歩成△同歩▲3七歩打△2六成銀▲4六歩打△5五馬▲4二成銀△8四香打(下図)
相手はじわじわと駒を寄せてくる。
明らかに攻めは遅い。だが確実な攻めではある。
こういう時、意識したいのは相手より少し早い攻めをしつつ、相手に駒を渡さないこと。
先手玉はまだ堅陣だ。攻めの過程で駒を渡せば一気に速度が加速する。
だからジッと△84香と力を溜めた。この辺りの距離感があれば三段くらいの力量だろう。
第12図以下、▲5二成銀△7一銀打▲6六銀△4六馬▲4四金△8六歩▲同歩△同香▲8八歩打△4七歩打▲5八金△8七歩打(下図)
とはいえ、全く受けに手を入れないのも良くない。
一回△71銀として相手の攻めを遅らせる。
そして狙いの△86歩からの攻めを決行した。
第13図以下、▲同歩△同香成▲同金△同飛成▲8八香打(下図)
香車と金の交換になって竜を作った。
相手は▲88香。遠く後手玉がを睨んでおり、ここで継続手がなければ一気に逆転する。勝ち筋を読み切れるだろうか?
第14図以下、△7六龍▲7七歩打△8七桂打(下図)
一回△76竜と逃げて、その上で△87桂がピッタリである。王手で香車の遮断に成功した。
第15図以下、▲同香△同龍▲8八歩打△8五龍▲5四金右△8六桂打(下図)
先手の唯一の逆転筋▲88香を冷静に看破してここは勝ちが近づいている。
第16図以下、▲6三金寄△8三玉▲6四金右△8二銀▲6二成銀△7八香打▲6九玉(下図)
玉は包むように寄せよ。反動を意識し、桂馬や香車などの軽い駒で攻めを組み立てているのもポイントである。
第17図以下、△3七馬▲4八歩打△同歩成▲同金△3六角打▲4七歩打△同角成▲同金△5九金打まで、142手で後手勝ち
そして最後は右辺から。角金を用いて詰み上げる。
ちょいちょい中終盤のやらかしはあったものも、一局を通して熱量を込めて指せた手は多かった。
21時を過ぎて、スタバ利用者がどんどん増えてきた。半分くらいは参考書を開きながらスマホを見てる気がするけど。
今日はこの辺でオイトマするとする。